セッション
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あなたのスピーチが世界を変える
佐々木 繁範 氏(ロジック・アンド・エモーション代表)
7. 感情を揺さぶり共感を生む「ストーリーの力」
私は自分の失敗から、失敗したときに取るべき態度と、リーダーとしてのあるべき資質について学びました。それをお伝えするとき、「そもそもリーダーとは、かくあらねばならない!」とか、「人は失敗したら必ずその非を認めるべきである! なぜなら人は常に誠実であるべきだからだ!」なんて言ったところで、誰の心も動かすことができない。むしろ「ま、それは分かるけどさあ・・・」「そんな正論を言われてもねえ・・・」と反発心を生んでしまうことにもなる。 「論理」だけではダメなんですね。話を聞く人が、心をパカッと開いて受け止めてくれること、ストーリーが心に入って感情移入してしまうこと。そんなスピーチが記憶に焼き付くのです。おもしろいストーリーは、他の人にも話したくなります。 さあ、それでは、今からご自身の失敗のストーリーをまとめるワークに取りかかっていただこうかと思います。 ※ ワークタイム:ひととき、静かに考えて悩みながらもメモを取る参加者。その後、二人組になって互いの失敗談を話し合う、会場、大盛り上がり) すいません、みなさーーん、時間切れです。本当はもっと時間をかけて考えるものですから、今回は時間が短すぎましたね、続きはこの後の交流会で。どうでしょうか、自分の失敗を話すこと、うまくできましたか? どういう点が難しかったですか? 自分の失敗を語り、そこから学んだ教訓を相手に伝えることで、聞き手も話し手と同じ感情で、主人公の気持ちでストーリーを受け止めることができる。これこそが「ストーリーの力」です。今日私がお伝えしたかったことです。 → 次のページ「8. 最後に:私の「未来のストーリー」」 |