セッション
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茶の湯の心 谷 晃 氏(野村美術館館長)
主催者の挨拶
今月は谷先生を京都よりお招きして「茶の湯の心」と題してお話をいただきます。 今夜お見えになっている方は、お茶に関わっていらっしゃる方とそうでない方とおそらく半々ぐらいだろうと思います。でも、抹茶、煎茶に関わらずお茶を飲まないかたはいらっしゃらないでしょう。つまり、お茶はとても日常的なものとしてごくごく身近なものです。 日本文化を語る時には「茶の湯」を抜きにして語ることはできないと考えています。 谷先生が「茶の湯は日本文化の缶詰」だと語っていらっしゃるように、日本文化のあらゆる要素が詰め込まれているからです。 日本でお茶が飲まれるようになって約 1000 年。茶の湯として確立されて約 500 年。茶の湯文化は時代とともに変遷して来ました。 今私達が思っている茶の湯のかたちがそのまま続いてきたわけではなくて、時代とともにさまざまな人に担われて今のようなかたちになって来ました。 今日は、その辺りのお話と、谷先生ご自身の茶の湯との関わり方、茶の湯に対する思いなどをお聞き出来ればと思います。 → 次のページ「1. あいさつ」 |