セッション
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音楽のちから 碓井 俊樹 氏
<演奏曲>
1. 『月光』 ベートーヴェン
2. 『キラキラ星変奏曲』 モーツアルト
3. 『パープル・ヘイズ』 ジミ・ヘンドリックス
4. 『フォーレのソナタより3つの楽章』(中澤きみ子さんとの共演)
5. 『ブリッジ』 坂本龍一
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碓井:みなさん、こんばんは。最初にまず2曲、そして、最近の僕が力を入れているロックの名曲から1曲、お聞きいただきたいと思います。僕はいま、レッド・ツェッペリンやピンク・フロイド、ジミ・ヘンドリックスなどの曲を、精力的に弾いているんですけれど、例えば、ジミヘンには、1910年代から20年代のロシアではやった音楽との類似性があって、僕にとってはとても面白いんですよね。 今日のために、中田さんがご用意してくださったこのピアノ、実は、僕は前に出会ったことがあるピアノなんです。製造番号に見覚えがあって、まさか、ここで再会して弾くことになるなんて、びっくりしました。ただならぬご縁を感じると共に、責任も感じています。というのも、新しいピアノは、最初に弾く人の「癖」がつくものだと言われているからです。だから今日は、僕のせいで特定の癖がつかないように、いろんなジャンルの音楽を皆様にお聞きいただきたいと思います。 そして、演奏の合間には、僕がどんなところで演奏しているのかについても、少しお話したいと思います。たくさん写真を撮ったものを、少し整理しています。一枚でも多く、時間の許す限りご覧いただきたいと思います。 → 次のページ
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