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日独外交通訳の現場から  ベアーテ・フォン・デア・オステン 氏
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中田)皆さん、明けましておめでとうございます。今年初めての但馬コネクションを始めたいと思います。20回目を迎えた但馬コネクションですが、今回は初めて外国の方をゲストにお招きしました。今日の進行役は仲間の池田ビギーさんにお願いしていますので、私も皆さんと一緒に楽しみたいと思っています。それでは、早速ですが、ビギーさん、よろしくお願いします。

ビギー)今日のテーマは「通訳」です。通訳と翻訳の違いだけ最初に確認しておきましょう。翻訳は、文章をひとつの言語から別の言語に訳す仕事で、パソコンの前に座って辞書を引きながらできます。これに対して、通訳は、工場や国際会議などの現場に出てその場で訳していきます。今日は、その中でも、外交の場面で活躍する通訳についてのお話です。

今日の講師、ベアーテ・フォン・デア・オステン(Beate von der Osten)さんは、ベルリンに生まれ、ベルリン自由大学で日本語を学んだ後、1年間慶応義塾大学に留学。ベルリン自由大学に戻って修士号を取得し、新潟大で講師を務めた後、ドイツ外務省に入省し、駐日ドイツ大使館の通訳のトップとして、ドイツ語から日本語への通訳の仕事をしてこられました。途中2年間のオーストラリア留学も経ながら、現在まで17年間、翻訳通訳部の部長として活躍されています。

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