セッション
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大阪人も知らない大阪の魅力発見 高橋 健三 氏
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今月のゲストは、(株)スマイル・マーケティングを経営する高橋健三氏。大手企業の顧客も多いマーケティング・コンサルを手がける傍ら、「大阪国広報担当大臣」を名乗ります。論理や理屈だけでなく、情やアナログなハートの部分あってこそのビジネスという信条を持ち、日本一わかりやすい話をする「なにわのマーケティングコーチ」です。豊岡市役所が主催する「稽古堂塾」でも講師を務められています。 まずは自己紹介。1960年小阪生まれです。大阪の間違いではなく、「小阪」。そういう地名が大阪にあるんです。司馬遼太郎が長年執筆し、安藤忠雄設計の記念館もあるところです。現在は京橋。環状線で1日50万人乗り降りする大きな駅で、「京橋はええとこだっせ~」という歌もあります。要するにコテコテの下町で育ちました 大阪の人間は自虐的です。テレがあるとはいえ、「大阪に来ても見るとこないで。ひったくりに遭うだけや」なんて言われて誰が来たいと思いますか?心の中では、好きで良いところと思っているのに、他人に言うと損と思っているのでしょうか。あまりにも自虐的なので、心を入れ替えて、勝手に広報大臣を名乗るようになりました。 大阪国パスポートは、「プリンセス・トヨトミ」という映画から取ったものです。映画の最後に「大阪国は独立国なんやー」といって日本国と戦うシーンがあるのですが、それにエキストラで出て綾瀬はるかと共演したのが自慢です。 7月28日には「なにわスマイル・サミット」をやってます。上海万博の「なにわ(7/28)の日」イベントで河内屋菊水丸が河内音頭を披露したと聞いて、「さっそく自分もせなあかん」と。要はダジャレ。曜日無視で開催しています。大阪には目立ちたがり屋で面白いことをしている人がわんさかいますが、みんな繋がりたがらない。そこが課題なので、「なにわのエンジン」と思える人を指名して話してもらうというアツクルシイ会です。だいたい40人ぐらいが集まりますが、サミットをきっかけにどんどん繋がってくれていて、事後報告でいろいろ聞くのが楽しみになってます。「人生の趣味は仲人」みたいなおっさんです。 大阪検定は3級持ってます。90点で3級に合格しました。もっとチャレンジしたいけど、時間の無駄のような気がしてやめました。 小学館が出している「おじさん図鑑」という本があります。34ページの「おっちゃん」のページに僕も登場してます。 次は「大阪府謎解き散歩」。観光ガイドとは違った視点で作られた町ネタ本です。初代通天閣のコラムを執筆しました。 大臣としての公務もたくさんあります。一覧の赤で書いてあるのは大阪府から正式に依頼されたもの。それ以外はいちびってやったことです。 大阪マラソンは6時間44分で完走しました。制限時間が7時間なので、7時間いっぱい使わないともったいないと思って。実は、どうやったら完走できるか、アシックスの人にアドバイスしてもらいました。教えてもらったのが「10分走って10分歩く」こと。実際にやってみると、スタートして10分後に歩くのはなかなか勇気が要ります。沿道の人から「走れ走れ」と言われるところをじっと我慢して歩きました。 → 次のページ
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